骨髄(こつずい)バンクは、白血病をはじめとする血液疾患のため「骨髄移植」などの造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)移植が必要な患者さんと、それを提供するドナーをつなぐ公的事業です。
患者さんに健康な造血幹細胞を提供する人です。腰の骨から採る骨髄提供と、薬を注射して造血幹細胞を血液中に流れ出させ、腕の血管から採る末梢血幹細胞(まっしょうけつかんさいぼう)提供があります。
全国の献血ルームや一部の保健所でドナー登録できます。
それ以外にも各地でドナー登録会が開催されています。
骨髄バンクにドナー登録中の人は約55万人。でも、住所不明のため連絡が取れない方などを除くと、患者さんとのマッチングの対象になる人は約41万人です。(2023年9月30日現在)
骨髄バンクのドナーとして患者さんに骨髄を提供できるのは1人あたり最大2回までです。
骨髄提供は年齢制限があり、年齢超過などにより2022年度1年間にドナーを引退した人は約2万8千人。
提供意思のある若い方の新規登録をお願いします。
骨髄バンクから「患者さんと適合しました」と連絡が来た人は登録者全体の39.9%。適合の連絡が来た人の7.5%にあたる約2.8万人が骨髄・末梢血幹細胞を提供しました。
実際に骨髄・末梢血幹細胞を提供する人はとても貴重な存在です。
日本骨髄バンクでの骨髄・末梢血幹細胞採取数
1993年に骨髄バンクによる初の骨髄移植が行われてから、ドナーの協力により多くの患者さんの命が救われています。
子どもが生まれてくるときにしか救えない命があります
さい帯血バンクについて